距離確保2週間延長で現行の登校状態維持…共稼ぎで「ため息ばかり出る」=韓国(画像提供:wowkorea)
距離確保2週間延長で現行の登校状態維持…共稼ぎで「ため息ばかり出る」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国では、現行の首都圏2段階、非首都圏1.5段階の社会的距離確保が2週間延長される。幼・小・中・高校生の登校方式もそのまま維持される。

26日、中央防疫対策本部(防対本)は来月11日から適用される距離確保を現行の首都圏2段階、非首都圏1.5段階で2週間維持すると発表した。5人以上の私的な集まりの禁止措置も延長される。

コロナの1日当たりの新規感染者数は300~400人台に達し、変異ウイルスも拡散しており、現行の距離確保段階を維持するという決定を下したものと見られる。防対本によると、この日の0時現在、コロナの新規感染者は494人だった。

学生の感染者も増えている。教育部によると、新学期に入り、学生の感染者は1日平均30人の割合で発生した。始業以降、学生の感染者は780人で、学校内に感染者が発生したり、近隣の散発的な感染によって、登校授業を中断した学校は114校になる。

現在、社会的距離確保が延長されることによって、首都圏は2段階に合わせて密集度3分の1、非首都圏は1.5段階によって3分の2を原則に登校を続けることになる。幼稚園児、小学校1・2年生と高校3年生、特殊学校(学級)の生徒は毎日登校できる。全校生徒が400人以下で、1クラス当たりの生徒数が25人以下の小規模学校も全校生徒が毎日登校することができる。

教育部は中央災難安全対策本部との協議を通じ、1週間前に今後2週間の登校方式について案内している。学事日程の予測可能性を高め、現場の学校で準備できる時間を与えるためだ。

教育部の関係者は「社会的距離確保段階が調整されても、現在の学事日程をそのまま維持してほしいと、1週間前に現場の学校に案内した」と明らかにした。

登校拡大を期待していた父兄の間では失望の声が上がっている。教育部は防疫当局と協議し、社会的距離確保段階の再編と連携し、学校密集度の緩和を通じ、登校の拡大を検討している。しかし、新規感染者は減っておらず、慎重な状況だ。

小学3年生の子どもがいる保護者は「コロナの状況で共働きは本当に大変だ」とし「オンライン授業には集中できなくて、ずっと親を探すし、学校も行ったり行かなかったりでつまらなくて行きたくないと言う。いつごろ週5日登校になるのか、ため息ばかり出る」と述べた。

小学6年生の子どもがいる保護者は「週2回の登校だが、学校に行ってくる日はとても疲れると言って適応できない」とし「来年は中学生になるが、学習や生活習慣が今から心配だ」と話した。

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