駐米大使、アトランタ銃撃事件の現場に姿見せず物議…韓国政府「総合的な判断」

イ・スヒョク駐米韓国大使が、韓国人を含む韓国系住民の女性4人が殺害されたアトランタ銃撃事件の現場に姿を見せていないとして物議をかもす中、韓国外交部（外務省に相当）は29日「総合的に対応している」と明らかにした。

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　これを前に、今回の事件による犠牲者4人のうち3人は葬儀が行われたが、イ大使は参列していないと伝えられた。特に、ワシントンD.C.近郊のバージニア州で執り行われた葬儀には、大使ではなく総領事が参列したという。

　また、イ大使は銃撃現場での追悼集会にも出席せず、現地の韓国系住民コミュニティーから非難の声が上がっている。

　同件について外交部は「韓国政府は、アトランタ銃撃事件の発生と関連し外交部本部、在米大使館、駐アトランタ総領事館が緊密に連絡を取りながら総合的に対応している」と説明。また、大使館での弔旗掲揚、大使の追悼メッセージ発表、アトランタ銃撃事件被害者に対する全世界での追悼式で大使のメッセージ発表、犠牲者の葬儀参列、韓人団体追悼行事を契機にアジア系憎悪犯罪根絶関連の総領事動画メッセージ送信などを行ってきたと強調した。

　しかし、外交部はイ大使が銃撃事件の現場に姿を見せなかったことには言及しておらず、非難の声は続くものと予想される。