韓国統一部の李種珠報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国統一部の李種珠報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の李種珠(イ・ジョンジュ)報道官は29日の定例会見で、30日に施行される北朝鮮に向けた体制批判のビラ散布の禁止を盛り込んだ「南北関係発展に関する法律」の改正案について、「国内外の人権団体などと意思疎通を続けてきた」として、「柔軟かつ合理的に適用していく」との方針を示した。

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 同改正案は南北軍事境界線一帯でのビラ散布行為などに対し、3年以下の懲役または3000万ウォン(約290万円)以下の罰金を科すことを柱としている。

 表現の自由を制限するとの指摘を受け、柔軟に適用する姿勢を明らかにしたものとみられる。

 北朝鮮外務省のチョ・チョルス国際機構局長が談話を発表し、北朝鮮のミサイル発射を受けて国連安全保障理事会が緊急会合を開くことを非難したことに関しては、「いかなる場合も朝鮮半島で軍事的な緊張が高まってはならない」とし、「今は南北と米が対話を続けるための努力をすべき時期」と表明。「対話の雰囲気に困難を与えることは決して望ましくない」とし、「今後、北の態度などを注視しながら朝鮮半島情勢を平和的かつ安定的に管理するための努力を続ける」と述べた。


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