5日、朝鮮女子勤労挺身隊の関係者が参加する市民の集まりによると、昨年改定された高校で使われる韓国の歴史教科書 3種類に朝鮮女子勤労挺身隊を後押ししている日本の市民団体の活動が紹介された。
「 名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する集まり」(名古屋訴訟支援会)と「不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会」がその主人公である。
「ヘネメデュ」の韓国の歴史教科書312ページ「韓国と日本を近づける人と努力」では、2001年に日本での留学中に電車の線路に落ちた乗客を救うため線路に飛び込み命を落とした、イ・スヒョンさんらと共に名古屋訴訟支援会の活動を紹介した。
教科書は高橋信(たかはしまこと)共同代表と小出裕(こいでゆたか)事務局長の写真と共に「団体は元被害者の方々の訴訟費用と航空券代、滞在費を支援するなど、名誉回復と救済のため努力している。元被害者の方々の故郷である光州市が2017年に名誉市民賞を授与した」と紹介した 。
「ドンア出版」の韓国の歴史教科書302ページ「歴史の和解のための様々な努力」にも名古屋訴訟支援会の活動が掲載された。
教科書には、名古屋訴訟支援会が1998年に良心的な日本市民により自発的に結成されて、毎週金曜日に三菱重工業本社前で「金曜活動」デモを行っているという内容が写真と文字で掲載された。
「天才教育」の韓国の歴史教科書312ページ 「対立の解消と平和に向けた努力」 には北陸連絡会の会員たちの内容が盛り込まれた。
「天才教育」では韓国と日本の市民団体の会員たちが不二越本社前で垂れ幕を持っている写真を掲載し、「北陸連絡会は、日本の東京にある戦犯企業の前で抗議集会を開いた」と記載した。
朝鮮女子勤労挺身隊の市民の集まりは「日韓問題と関連し、日本の市民団体の活動が具体的に韓国の歴史教科書で紹介されたことは今回が初めてだ」と感想を伝えた。
さらに「竹島の領有権の主張を強めて元慰安婦問題を縮小するなど、自国中心の歴史観を植え付ける日本の高校の教科書とは対照的だ。未来の世代に歴史の和解の必要性とバランスの取れた認識を伝えるという点で特別な意味がある」と述べた。
小出裕名古屋訴訟支援会事務局長もまた「今回の知らせが我々団体の活動に大きな励みとなっている。日韓市民団体の連帯がさらに進展することを切実に願っている」と感謝の言葉を伝えた。
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