「ティキタカー」の初回ゲストとして登場した女優イ・ソムと俳優イ・ジェフン。(画像:画面キャプチャ)
「ティキタカー」の初回ゲストとして登場した女優イ・ソムと俳優イ・ジェフン。(画像:画面キャプチャ)
またキュヒョン(SUPER JUNIOR)の新バラエティだ。4月2日(金)にスタートした「有名歌手伝」(JTBC)に続き、4月4日(日)にスタートした「ティキタカー」(SBS)にもキュヒョンがレギュラー出演している。面白いのがどちらの番組も、音楽とトークが融合した番組だということ。この手の番組に、キュヒョンは相変わらず引っ張りだこだ。

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「ティキタカー」はキュヒョンのほか、“バラエティ職人”と言われるキム・グラとタク・ジェフン、俳優ウム・ムンソクの4人が出演。ゲストをバスに乗せ、目的地に到着するまで、トークと歌を展開していくという番組だ。キュヒョンとキム・グラは毒舌トークバラエティ「ラジオスター」(MBC)で共演していたことがあり、内容的にも「ラジオスター」と“移動式カラオケ”が合体したような番組というと分かりやすいだろう。そのため、初回放送が終わった後、どこか見慣れた構成なので、新バラエティとしては物足りないという視聴者の声も挙がっているが、面白い要素は十分にありそうだ。

初回一発目のゲストは俳優イ・ジェフンと女優イ・ソムだった。人気裏に終了した「ペントハウス2」の後枠として、4月9日(金)にスタートするドラマ「模範タクシー」に主演する2人だ。いきなり番宣かと思ったが、彼らがバラエティに出演し、トークと歌を披露するという姿はなかなか見られないので、それが新鮮に映った。

最初にバスに乗ってきたイ・ジェフンは映画「建築学概論」の撮影秘話を公開したほか、若い頃、考えや価値観、哲学的な部分まで大きな影響を受けたという故シン・ヘチョルさんについても語った。そして、カラオケマイクを持つと、シン・ヘチョルさんの「日常への招待」をキュヒョンらと共に歌い、甘い歌声を聴かせた後、「私に書く手紙」の歌詞が自分にとってターニングポイントとなったというイ・ジェフンは、オーディションでその歌詞を演技で表現したことがあるとし、セリフのように言って見せる場面も。

また、これまで主演したドラマ全7作のうち、4作がSBSドラマで、SBSとは縁が深いという流れから、自然に新作「模範タクシー」のPRまで行った。

そうして次のバス停で、女優イ・ソムが合流。イ・ソムが乗り込んでくると、何も言わずともイ・ソムのシートベルトをさっと締めてあげるイ・ジェフン。それに誰も触れなかったが、ドラマのワンシーンを見ているかのような、そのさりげない紳士的な振る舞いが胸キュンポイントだった。

イ・ソムはチョン・ウソンとイ・ジョンジェが共同代表を務める事務所に所属。今年の「第41回青龍映画賞」で助演女優賞を受賞したイ・ソムは、チョン・ウソンとは映画「マダムペンドク(邦題:「愛のタリオ」)」、イ・ジョンジェとは映画「代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン」での共演がきっかけで縁を結び、事務所入りすることになった話や、モデルから女優に転身したいきさつなどを語った。

さらに、イ・ジェフンとイ・ソムは映画で新人賞を受賞している共通点があるとし、イ・ジェフンは2011年の「Bleak Night」で、イ・ソムは2014年作の「マダムペンドク」で受賞。特に、イ・ジェフンは新人賞6冠という快挙を果たしたが、このとき「高地戦」イ・ジェフンvs「Bleak Night」イ・ジェフンという珍風景も見られたというエピソードも紹介された。

そんなまさに演技派の2人だが、今回番組MCたちと気さくにトークを展開し、イ・ソムは「愛は窓の外の雨みたい」をキュートに歌唱、さらにイ・ソムとイ・ジェフンがドラマ「応答せよ1997」のOST「All for you」をデュエットで披露した。番宣とはいえ、楽しそうに歌まで歌った2人の新たな魅力を見たような気がし、それだけでも面白さがあった。

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