展示中のアートに“ペンキで落書き”された作家、「作品の復元を望む」(画像提供:wowkorea)
展示中のアートに“ペンキで落書き”された作家、「作品の復元を望む」(画像提供:wowkorea)
作家のJonOne氏が先月、ソウルのロッテワールドモール地下1階で展示中に毀損された作品について、復元を望むとの立場を明かした。

 7日、展示企画会社側は「復元の専門家が事件発生2日後の30日、現場を訪問して復元が可能だとの所見を提示し、これによって作家も復元を望むという立場を明らかにした」とし、「復元の手続きは無理なく進められる」と伝えた。

 ただし、作品の復元に発生する費用の場合、展示されるすべての作品は原則的に保険に加入しているが、事件の当事者たちがこの一部を負担しなければならないことはある。これについて、現在、企画会社と所蔵者は最大限被害を受けないよう内部で議論しているという。

 同事件の発端は先月28日、20代のカップルが「STREET NOISE展示会」に出品したJonOne氏の作品「Untitled」に落書きをしたことから始まった。問題となった作品はJonOne氏が2016年、芸術の殿堂で開催した「偉大なる落書き」展に来韓し、直接演出した大型作品だ。

 今回の展示はパフォーマンス当日、JonOne氏が直接使用した絵の具や筆、靴や各種装備を一緒に設置して注目を集めた。「Untitled」の作品価格は5億ウォン(約5000万円)に達するという。なお、当該作品は既存の計画通り6月13日まで展示される。


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