“麻薬騒動”B.I（元iKON）の一部ファン、「KINGDOM」でのモザイク処理に抗議「人格権の侵害だ」

麻薬で物議を醸した韓国ボーイズグループ「iKON」の元メンバー、B.I（24）が、Mnet「KINGDOM:LEGENDARY WAR」内でモザイク処理され、一部ファンらがこれに抗議する声明文を発表した。

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　8日、DCインサイド（韓国の掲示板サイト）B.Iギャラリー側は「去る1日に放映された『KINGDOM』でB.Iがモザイク処理されていた事実を確認した」とし、「制作スタッフの意図がどうであろうと、モザイク処理は烙印（らくいん）と見なされて該当人物に対する無分別な誹謗を呼び起こすなど、深刻な被害を招いた」と訴えた。

　続けて「これは番組に関係のない人物に被害が及んだ点で不当だ。現在、B.Iは番組に出演中の特定グループのメンバーではない。出演者ではない人物を本人の意志に関係なく無分別に処理し、集団的悪意の対象にさせられたことは人格権の侵害だ」と主張した。

　また、「われわれはMnetの顧客センターに遺憾を表し、今後の放送からはB.Iが含まれる資料映像をモザイク処理するのではなく、B.Iのいないカットを使って構成すること、そしてB.Iにフォーカスを当て処理された第1回放送の再放送分を再編集することを要求した」と伝えた。

　ギャラリー側は「われわれの意見に顧客センター側は制作スタッフとの論議を通して最大限、意見を反映するため努力する。これからの回を待っていてほしいという要請と、ただ1回分はすでに編集と放映が完了しており、再編集は難しいとの立場を伝えてきた」と説明。「再編集不可との立場は残念だが、意見に耳を傾けてくれたMnet『KINGDOM』の制作スタッフに感謝する。今後、われわれの要請部分が制作に反映され、これ以上、B.Iが不必要な被害に遭わないことを望む」と伝えた。

　一方、去る1日放送の「KINGDOM」では、6グループの対面式が公開された。その中の「iKON」の紹介映像で、MVや音楽番組でのB.Iの姿がモザイク処理されて放送された。

　B.Iは2016年に麻薬類である大麻草の吸煙疑惑を受けながら警察調査を受けていなかった事実が2019年6月に明らかとなり、グループを脱退した。