ワクチン接種進む米国、なぜ「ワクチンパスポート」導入しないか=韓国報道(画像提供:wowkorea)
ワクチン接種進む米国、なぜ「ワクチンパスポート」導入しないか=韓国報道(画像提供:wowkorea)
コロナワクチンを接種した人であれば、旅行をしてもいいか?

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世界保健機関(WHO)がコロナパンデミック(pandemic)を宣言してから1年1月。世界各国がこれまでコロナの流入・拡散を防ぐために入国制限措置などを実施してきた中、旅行の再開に関心が集まっている。

11日外信によると、米国疾病予防センターがワクチン接種者に限って国内外の旅行をすることができるという指針を出し、先週末の旅行者が急増した。

しかし、ホワイトハウスのマイケル・オスターホルムコロナ顧問は「ワクチンを受ければウイルスからかなり保護されるが、100%完璧なものではない」とし「必要な場合を除き、まだ旅行をしてはならない」と警告した。

ワクチンパスポートについての議論も同様だ。ワクチンパスポートは、ワクチンの種類、抗体形成の有無などを表示し、海外出入国や公共の場所に入るときに使用できるようにした証明書である。ワクチンパスポート自体がコロナの免疫力を持っていることを示す。

ただし米国政府は連邦政府レベルのコロナワクチンパスポートを導入する計画はないと釘を刺した。プライバシーの侵害であり、人権侵害になりうるという懸念だ。

世界保健機関も最近のメディア会見で「今のところワクチンが感染を防ぐかわからない」としながらコロナワクチンパスポートに対して支持しないと述べている。

しかし、すでにいくつかの海外の国ではコロナワクチン接種後のワクチンパスポート導入に乗り出している。韓国でもワクチンパスポートの動きは表面化した。政府は、システム開発を既に完了しており、今月中にも認証アプリを公式リリースする計画だ。

このような早い対応は、旅行業界が瀕死状態であるためだとみられる。文化体育観光部によると、昨年コロナによる観光業界の被害規模は16.6兆ウォン規模で2019年比の売上額は約62%減少した。

しかし、コロナの感染拡大が続いており、アストラゼネカコロナワクチンが副作用があるとして接種中断された状況で、ワクチンパスポートの議論は気が早いという指摘は相変わらずだ。
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