日本の海洋放出決定に韓国政府「強い遺憾」、国家安全に危険…「懸念と反対の立場伝える」

韓国政府は13日、日本政府が「原発処理水の海洋放出」を正式決定したことについて「強い遺憾の意を表する。われわれ韓国国民の安全を最優先原則とし、必要な全ての措置を尽くす計画」と明かした。

　ク・ユンチョル国務調整室長は同日午前11時、政府ソウル庁舎で「緊急関係次官会議」の結果ブリーフィングを通して、「日本政府の今回の決定は、周辺諸国の安全と海洋環境に危険を及ぼすだけでなく、特に、最も近いわが国と十分な協議および了承過程を踏まずに一方的に決定した措置」と強く反発した。

　これを前に、日本政府は13日、関係閣僚会議を官邸で開き、海洋放出の方針を正式決定した。2年後を目途に、第1原発敷地内から放出に着手すると伝えられた。

　これに韓国政府は同日10時、ク・ユンチョル国務調整室長の主宰で外交部（外務省に相当）、原子力安全委員会、海洋水産部などが参加する緊急関係次官会議を開催した。

　韓国政府は会議の結果、今回の決定に対する韓国国民の懸念と反対の立場を日本政府に明確に伝え、日本政府に対して韓国国民の安全と海洋環境被害防止のための具体的な措置を強く求める方針だ。