韓国中央災難安全対策本部は、米国との新型コロナワクチンスワップについて「多角的に論議中であるが、現在としては説明する内容はない」と伝えた。
チョン外相はこの日 国会の外交統一委員会緊急懸案質疑で、米韓ワクチンスワップについて「米国側と非常に真剣な協議をしている」とし「先週 米国のジョン・ケリー気候問題担当大統領特使が訪韓した時も、この問題に関して集中的に協議した」と語った。
米韓ワクチンスワップは、昨年12月 野党“国民の力”のパク・チン議員が初めて提案したものとして、米政府が韓国で必要とする新型コロナワクチンの物量を緊急支援すれば、韓国の製薬企業たちが米国の技術を導入し、国内で生産したワクチンをもって返すというのが骨子である。しかし当時 疾病管理庁では「米・英国などの国からワクチンを借用する計画はない」という立場を明らかにしていた。米国と英国の新型コロナの感染状況が深刻なため、現実性がないという判断からである。
チョン外相も去る2月には「外交チャンネルを通じて米・英などと接触してみたところ、余剰物量があったとしても、ワクチンを確保できていない開発途上国に無償寄付するという態度をみせた」と明らかにしていた。
ただ 米国のワクチン事情が改善されたと判断される今においては、韓国政府はこの方案を検討するものとみられる。
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