韓国プサン(釜山)市の特別司法警察課(特司警)は先月11日~今月21日まで、食品接客営業所2520か所を対象に調査をおこない、残り物を再利用する業者など31店を摘発したと23日、明らかにした。

 摘発類型としては、残り物を再利用していた一般飲食店が14か所と最も多かった。その他、流通期限が過ぎた製品を使用・保管していた業者が8か所、肉類・水産物の原産地未表示や偽表示をしていた業者が4か所、不衛生な環境で食事を調理していた業者が5か所などだ。

 特司警は最近、トング(東区)のテジクッパ(豚のスープご飯)店でキムチ(カクテキ)を再利用していることが明るみになって以降、残り物の再利用有無を重点的に取り締まった。26店を検察送致とし、不衛生な5店には過怠金を科した。特に、残り物を再利用した業者には営業停止15日の行政処分を言い渡し、該当区のホームページに業者名を公開する予定だ。

 キム・ギョンドク釜山市市民安全室長は「市民の安全な外食文化のため、今後も指導・取締りを拡大していく」と伝えた。

 これを前に、同じ釜山市の飲食店で、客が食べていたスープを鍋に入れ、再加熱して提供していたとの告発が提起され、物議を醸していた。

 告発者は当時、この過程を写真や映像で記録していた。会計を済ませた後、飲食店側に問題行動を指摘したが、飲食店側は「食べたものではないから大丈夫」との反応を見せたということだ。ネットユーザーらからは「コロナの中でこんなに衛生観念なく運営しているなんて…」、「衛生管理を徹底しなければならない飲食店でこれは」などの反応が寄せられた。

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