4・27板門店宣言3周年…与党「平和の糸口」 vs 野党「演出された平和ショー」=韓国(画像提供:wowkorea)
4・27板門店宣言3周年…与党「平和の糸口」 vs 野党「演出された平和ショー」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国の与野党が27日、4・27パンムンジョム(板門店)宣言3周年を迎え、異なる反応を見せた。共に民主党(与党)は朝鮮半島平和プロセスの再稼働を祈願したが、国民の力(野党)は板門店宣言およびムン・ジェイン(文在寅)政府の対北朝鮮政策を失敗と規定して批判した。

共に民主党のホ・ヨン(許榮)報道官はこの日の論評で「分断の痛みを象徴する場所で南北の両首脳が手を取り合う姿は忘れられない場面」としながらも「この3年間、朝鮮半島をめぐる情勢には多くの変化があった。文在寅政府は核心同盟国である米国を含めて、そのどんな時よりも予測と準備が難しかった交渉を開いていったが、妥結までに至る道は容易ではなかったのが事実」とし、朝鮮半島平和が停滞状態であることを認めた。

許報道官は「バイデン米国政権が発足すれば、この膠着(こうちゃく)状況を打開できる糸口が見えてきた」とし「新たな関係に最適化した戦略不断なコミュニケーションと協力、そしてそのように再び積み重なった信頼で難局を打開できることを期待する」と述べた。

また「外交を通じた国際社会との協力は絶対に必要だ」と述べながらも「文在寅政府任期内に画期的な転機づくりがなければならない。国内の政界でも必要ならば南北関係の進展の意志を明確に表明すべきだ」と強調した。国会の板門店宣言批准同意の必要性を強調したのだ。

続いて「南北連絡チャンネルの復旧、離散家族の再会、終戦宣言、朝鮮半島非核化を通じて非可逆的平和に到達しなければならないが容易ではない」とし「諦めてはならない。川の水の高低は上下することがあっても、その流れの方向は変わらない」と付け加えた。

一方、国民の力は「板門店宣言3周年、『弱い指導者』という汚名だけが残った」とし、板門店宣言とその後の文政権の対北朝鮮政策を失敗と規定した。ユン・ヒソク報道官は「4・27板門店宣言が今日で3周年になったが、南北関係の改善は依然として遠い」とし「板門店宣言の結実の1つだった南北共同連絡事務所は北朝鮮の一方的爆破で一瞬にしてなくなった。文在寅政権がしがみついてきたことが、ただ『演出された平和ショー』であることが分かった」と批判した。

さらに朝鮮半島の平和には‘完全な非核化’が前提にならなければならないとし「これまでの対北朝鮮政策は完全に失敗したことを認めなければならない。来月の米韓首脳会談で両国間の信頼を回復し、現実に合った新たな対北朝鮮接近法を模索しなければならない」と強調した。

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