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廃バッテリーに含まれるコバルトやニッケル、リチウム、銅、黒鉛、マンガン、アルミニウムなどのバッテリー原材料のリサイクル事業を進める。これにより原材料のうち95%が新たなバッテリーセルの生産や、その他関連事業で使われることになる。アルティウムセルズとLi-Cycleは年末から、新たなリサイクルプロセスを開始する予定だ。
GMの電気自動車や自動走行車を担当するケン・モリス副社長は「GMの『Zero-Waste』計画は2025年まで、埋め立てもしくは焼却される世界の製造廃棄物の90%以上を回収することを目標としている。アルティウムセルズとLi-Cycleの協力で、業界が原材料を効率的に活用できるよう積極的に支援する」と述べた。
GMは2013年から顧客から引き取ったバッテリーパックの100%をリサイクル、リユースしている。アルティウムセルズのバッテリーは、モジュール式設計を採択することでリサイクルやリユースが容易なのが特徴だ。
一方、LGエナジーソリューションは世界最大規模の電気自動車バッテリー生産能力を確保し、電気自動車市場の急速な成長に合わせるため、バッテリー生産工程と廃バッテリー事業に力を入れている。
同社はアルティウムセルズだけではなく、ポーランドや韓国キョンギド(京畿道)オチャン(梧倉)の工場でも廃バッテリーの再活用に向け他社との協力を進めている。今年2月には現代自動車、配車サービスを提供するKSTモビリティと、電気タクシーのバッテリーレンタルおよび使用後の電力貯蔵システム(ESS)のリユース実証事業のため覚書(MOU)を締結した。
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