悲運のLG携帯「レインボー」、社員を対象に限定販売へ＝韓国

LG電子が今年1～6月期にフラッグシップモデルとして販売予定だったものの、同社のスマートフォン事業撤退により販売中止となった携帯電話「LGベルベット2プロ」（コード名は「レインボー」）が、社員を対象に限定販売されるもようだ。

LG電子は「レインボー」約3000台を社員向けに限定販売する予定だ。1人あたり最大2台まで購入でき、外部への再販売は禁止される。

これに先立ち「レインボー」の流出写真を公開したサイト「IT twitterian Tron」は「LG電子が進める『レインボー』3000台は高い人気を受けて社内限定販売するもので、6か月の保証期間を24か月に延長するかどうか決定する過程で販売が遅延している。『レインボー』の価格は176ドル（USD）になる」と明らかにした。

同社の「レインボー」は、昨年販売された「ベルベット」の後続機で、LG電子のMC事業本部による最後の製品となる。LG電子がスマートフォン事業から撤退を決めたことで、公に販売されることもなくなった。

「レインボー」は6.5インチディスプレーのほか、米クアルコムの米クアルコムのモバイルプロセッサ「スナップドラゴン888」、12ギガバイトのRAM、背面には5000万画素のトリプルカメラなどが搭載されている。

LG電子は「レインボー」の販売について「まだ確定していない」と話している。