首脳会談後、共同会見を行う文大統領(左)とバイデン大統領=(聯合ニュース)
首脳会談後、共同会見を行う文大統領(左)とバイデン大統領=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は24日、青瓦台(大統領府)の兪英民(ユ・ヨンミン)大統領秘書室長から韓米首脳会談の後続措置に関する報告を受けた席で、「期待以上の成果を上げた韓米首脳会談が実質的な結果につながるよう関係官庁とともに後続措置を実行するよう万全を期してほしい」と指示した。青瓦台の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官が会見で伝えた。 青瓦台はこの日午前、兪氏主宰の「韓米首脳会談後続措置関係首席会議」を開催し、韓米首脳が合意した内容を実行に移すための点検を行い、推進タスクフォース(TF、特別チーム)を運営することを決めた。  具体的には半導体・バッテリーなどの重要産業や新型コロナウイルスのワクチンと関連し、関係官庁によるTFを構成し、韓米の協力策を模索し、グローバル・ワクチン・パートナーシップ構築のため政府と製薬会社が参加する専門家ワーキング・グループを構成することを決めた。 さらにワクチンと関連し、韓国企業によるコンソーシアム(企業連合)の構成、原料・資材の確保および技術移転、新型コロナワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAX(コバックス)」を通じての協力などを推進するための支援策を講じることを確認した。 5日間の訪米を終え前日深夜に帰国した文大統領はこの日、防疫のための手続きを終えるとすぐに業務に復帰し、首相との定例の会議を行い、青瓦台の内部会議を主宰した。  文大統領は内部会議で「訪米の成果を経済協力、ワクチン、韓米同盟と朝鮮半島平和プロセスなど分野別に分け、各部署が国民に詳しく説明し、国民が体感できるよう具体化してほしい」と要請した。
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