韓米両国は先週開催された首脳会談で韓国の同合意への参加に合意。林恵淑(イム・へスク)科学技術情報通信部長官が署名を行った。
同合意は約50年ぶりに人類を月面に送る「アルテミス計画」を進めている米国が、平和的な目的での月や小惑星などの探査・利用に関する原則をまとめたものだ。米国と日本、英国、イタリアなど8カ国が2020年に署名。その後、ウクライナが加わった。
韓国は同合意に署名したことを受け、米国との宇宙分野での協力を一層拡大し、アルテミス計画と今後の宇宙探査計画に参加できるようになるとみられる。
韓国が来年8月に打ち上げる月軌道船(KPLO)は米航空宇宙局(NASA)と協力して開発している。NASAのカメラも搭載し、月面着陸の候補地の探索のため、月の永久影を撮影する。
科学技術情報通信部は宇宙探査分野の活性化が韓国のミサイルの射程などを制限する韓米ミサイル指針の撤廃によるロケット開発とシナジー(相乗効果)を生み、韓国の宇宙産業の規模と能力の成長につながると見込んでいる。
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