韓国LG電子、オープンソース管理ツール「フォスライト」を外部開発者に公開(画像提供:wowkorea)
韓国LG電子、オープンソース管理ツール「フォスライト」を外部開発者に公開(画像提供:wowkorea)
LG電子はこのほど、2014年から運用している自社開発のオープンソース管理ツール「フォスライト(FOSSLight=Free and Open Source Software Light)」を外部に公開したと発表した。

「フォスライト」はソースコードが公開されており、誰でもウェブサイトからダウンロードして利用することができる。

「フォスライト」は開発者のソフトウェアを分析し、それがオープンソースを利用しているものか、またオープンソースの使用条件や義務を順守しているのかを検証してくれる。またセキュリティが脆弱な部分を開発者に伝えるなど、オープンソースの利用時、頻繁に発生する問題を解決するのに役立てられる。

LG電子は「フォスライト」を、さまざまな機関や企業で有用に活用されると予測している。実際、韓国電子通信研究院(ETRI)は、オープンソースライセンスの管理システムを確立する目的で「フォスライト」の使用を決めた。

同社は今回の公開により「フォスライト」の認知度を世界的に高めることはもちろん、ツールを使った開発者が寄せるフィードバックを基に、ソフトウェアの安全性と機能をより強化できることにも期待を寄せている。

これに先立ちLG電子は2007年から、専門の人材を確保してオープンソースライセンスの管理システム構築に向けた多様な活動を展開している。オープンソースライセンス順守のための国際標準「ISO/IEC 5230オープンチェーンプロジェクト」の順守企業として、韓国企業としては初めて登録されてもいる。

LG電子のパク・イルピョンCTO(最高技術責任者)は「オープンソースの活用と共に、オープンソース管理の重要性も高まっている状況下で、当社の技術と経験が蓄積された『フォスライト』を外部に公開することは意義あること」と述べている。




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