J.Y.Park(パク・チニョン) の最新ニュースまとめ
その話題の中心にいるのが、J.Y.Park(パク・チニョン)とPSYだ。このオーディションを通して、JYPエンターテインメントとP NATIONからそれぞれデビューするグローバルボーイズグループのメンバーを選抜するという目的で、2人は事務所の代表として審査を務めるのだが、そもそも彼らはアーティストとしても異才を放っている存在。J.Y.Parkはビニールパンツを履き、“空気半分、声半分”のささやく歌唱法でダンスを踊り、PSYは「オッパ(俺)は江南スタイル」と“馬ダンス”をしながら飛び跳ねる、いわば奇人たちだ。
そんな彼らだからこそ、歌やダンス、ラップが上手いという技術的な実力より、自分の内面の声をどう表現できるかを知っている“表現力”を持つ人材を発掘しようとしている。J.Y.Parkはスティーヴン・ホーキング博士の名言「静かな人ほど心の中はやかましい」を引用し、「次のスターはそんな人ではないか?そんな人と会いたい」とこの番組に臨む覚悟を示した。
初回放送では、第1ラウンドの模様が公開されたが、審査基準が“魅力舞台”と“実力舞台”の2つだという点もこれまでにないシステムだった。そして、1人目の参加者として、“魅力舞台”で詩のパフォーマンスを見せたドンヒョンがステージを終えると、早くもJ.Y.Parkの名言が炸裂した。
J.Y.Parkは「ある日、“芸術とは何か?”ということを考えたんです。(芸術を)一行で定義できるだろうかと。ドンヒョン君が立っていれば、目、鼻、口、頭、腕、足、これは見える部分であり、もっと重要なのは見えない部分の考え、価値観、性格、趣向。これは見えないから、分かりようがない。でも、詩と一緒にパフォーマンスを見たら、歌いながらダンスをするのを見たら、ドンヒョン君が見えました。だから、芸術は人の見えない部分を見せてくれるものではないか?自分を芸術の形としてさらけ出す人を見つけようとこのオーディションを始めたし、だから名前が“LOUD”なんです。ドンヒョン君みたいな人を探そうとこのようなオーディションを始めたんです」と絶賛したのだ。
これと同じようなことを「Nizi Project」でも言っていたので、基本的にJ.Y.Parkが求めている人は変わらないということだろうが、今後どれだけ名言が飛び出すのか、ということも見どころの一つになりそうだ。
また、気になるのが日本人参加者の韓国での反応だ。初回放送では、ケイジュとコウキの2人が登場。驚くことに、これまで韓国でのオーディションに日本人が参加する場合、韓国語で話すというのが当たり前だったが、2人とも「アンニョンハセヨ(こんにちは)」、「カムサハムニダ(ありがとうございます)」のあいさつ以外、全て日本語で話していたのだ。J.Y.ParkとPSYとは通訳を介してのやり取りで、J.Y.Parkの「なんでこのオーディションに来たんですか?」という質問に、ケイジュが「飛行機で来ました」と答えるというチグハグなやり取りになってしまう場面も。
それでも、何よりも驚いたのが、“魅力舞台”でケイジュは「愛嬌ソング」、コウキは「コインマジック」を見せ、それほどJ.Y.ParkとPSYの心を動かせなかったが、“実力舞台”では一気に2人を魅了する、熱狂させるパフォーマンスを披露したことだ。
特に、4歳からダンスを始め、6歳からクランプを踊っているというコウキのパフォーマンスを狐につままれたように見ていたJ.Y.Parkは「僕とPSYを観客にしました」と驚き、ダンスを習いたい人はコウキのダンスと自分の説明を見てほしいとし、何が素晴らしかったのかを解説したのだ。そして、PSYが「僕のミュージックビデオに一度出てください」とオファーすると、J.Y.Parkが「うちの歌手になるだろうから、僕に言ってよ。事務所があるのに、なんで直接話すわけ?」と返すなど、早くも争奪戦!? を展開するほどだった。
番組放送後、韓国のネットユーザーらもいち早く反応し、コウキの過去のYouTube動画を探して見るなど大きな話題となっている。ただ、懸念材料があるとすれば、言葉の問題がありそうなのと、J.Y.Parkも言っていたが、今回は3、4年かけて育てていく人材を見つけるのではなく、すぐにデビューできる人材を見つけるオーディションなので、今のところラップや歌がどれぐらいできるのかという部分が未知数なところだ。とはいえ、第1ラウンドは通過したし、今回の2人の他にも、日本人参加者はまだおり、今後の展開が楽しみだ。
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