6日に中国・北京で開催されたイベントに参加したBTSのファン(資料写真)=(聯合ニュース)
6日に中国・北京で開催されたイベントに参加したBTSのファン(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループ、BTS(防弾少年団)の所属事務所の親会社、HYBE(ハイブ)の株価が韓国有価証券市場で連日最高値を更新し、30万ウォン(約2万9500円)に迫っている。 15日のHYBEの株価は前日比2.48%(7000ウォン)高の28万9000円で取引を終えた。 10日の終値が初めて27万ウォン台(27万2500ウォン)を記録してから4日連続で続伸し、最高値を更新。韓国取引所に上場した昨年10月15日の終値、25万8000ウォンも大幅に上回った。 現在の株価は最安値となった10月30日(14万2000ウォン)と比べると2倍を超え、今年に入って80.6%急騰した。 株価の上昇に伴い、時価総額は14日に終値ベースで初めて10兆ウォンを超え、15日には10兆2953億ウォンまで上昇した。 最近は外国人投資家からの人気が高く、上場当時は3.62%だった外国人投資家の持ち株比率は11.15%まで上昇した。 株価の上昇は何よりも「BTS効果」によるものと分析される。 先月21日に公開されたBTSのデジタルシングル「Butter」の動画投稿サイト「ユーチューブ」での再生回数は1日で1億回を突破し、米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で3週連続1位を記録するなど、新型コロナウイルスの影響を脱してBTS効果が再び目に見える形で表れている。 ユジン投資証券とSK証券は先月末に発表したレポートでHYBEの株価の目標額を35万ウォンとし、ハナ金融投資は36万ウォンを提示した。 ユジン投資証券の研究員は、BTSが今月13、14の両日に開いたオンラインファンミーティングに言及。下半期に少なくとも2回のオンラインコンサート開催が可能だとした上で、「観客動員力が上昇を続けているため、ファンミーティングのチケットだけで少なくとも200億ウォン以上(の売上高)は容易に達成できる」との見通しを示した。 SK証券の研究員は「HYBEは昨年、公演産業が大きな打撃を受けた中でも、BTSの持続的な人気などで売上高7963億ウォン、営業利益1424億ウォンと過去最高の業績を記録した」とし、「対面での公演再開などで2022年には3200億ウォン以上の営業利益を記録するだろう」と予想した。 HYBEの株価が30万ウォンを上回ったのは、上場当日の取引時間中に35万1000ウォンを記録したのが最初で最後だ。
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