チュ元長官はこの日、自身のFacebookに「長い苦心の末に決めた。『人が高い世の中』に向けた旗を高く掲げることにした」とし、23日午後、YouTube “チュ・ミエTV”を通じて大統領選挙出馬宣言をすることにしたと明らかにした。パク・ヨンジン議員、ヤン・スンジョ忠南知事、イ・グァンジェ議員、チェ・ムンスン江原道知事、チョン・セギュン前首相に続き、6度目の公式出馬宣言である。
チュ元長官は「人よりも高いものはない。人はお金よりも高く、土地よりも高く、権力よりも高い」とし「『人が高い世の中』は、主権在民の憲法精神を具現し、先進大国の進入路で、何よりも国民の品格を高める国」とキャッチフレーズに込められた意味を説明した。
チュ元長官が掲げた『人が高い世の中』は、故ノ・ムヒョン（盧武鉉）元大統領の『人が暮らす世の中』、ムン・ジェイン（文在寅）大統領の『人が先』を連想させるスローガンである。
出馬宣言式は、非対面オンタクト方式で行われる。新型コロナウイルス防疫指針を考慮した措置である。
チュ前長官は「改革の抵抗に対抗立ち向かい苦労していた時代、国民の皆さんが頑張ってほしいと作ってくれたチャンネル登録者21万人の“チュ・ミエTV”を通じて、生放送でお会いできる」とし「全国はもちろん、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界各地にいる国民の皆さんと共に、同じ時間、同じ場所を眺めたい」と述べた。
続いて「来賓もなく祝辞もない。素敵なセレモニーもない」とし「ただ、私の情熱とビジョンに国民の声だけを反映する」と明らかにした。
チュ元長官の大統領選挙挑戦の公式化で、野党の有力大統領選候補であるユン・ソクヨル前検事総長側との一戦は避けられないものと予想される。
チュ元長官は、今年の初めに退任するまで、法務部の首長として、高位公職者の犯罪捜査処の発足など、ムン・ジェイン政府の主要国政課題である検察改革を陣頭指揮してきた。
法務部長官在職時代、ユン元総長と懲戒問題や人事案などをめぐり葛藤と対立を繰り返してきた。退任後も、ユン元総長の大統領選挙への歩みを強く批判し声を高めてきただけに、大統領選挙に向けたリングに本格的に登板した後、ユン元総長に対して攻勢を広げるものと予想される
一部では、ユン元総長の存在感を育てることにつながる恐れがあると懸念する声も出ている。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 79
