元慰安婦による日本政府を相手取った訴訟の控訴審、来年5月に判決へ＝韓国

旧日本軍の元慰安婦たちによる請求を却下した日本政府を相手に損害賠償を求めた訴訟の控訴審の判決期日が、来年5月に暫定的に決定した。

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　ソウル高等裁判所は、イ・ヨンス（李容洙）さんや故キム・ボクトンさん、クァク・イェナムさんら元慰安婦と遺族15人が日本政府を相手に損害賠償を求めた控訴審の判決期日が、来年5月26日と指定した。

　裁判部は、日本政府に訴訟事実を通告するため、昨日（22日）、司法協力嘱託書類を裁判行政処に送り、11月25日の初弁論に続いて来年1月27日と3月24日に追加で弁論を行うことにした。

　ただし、対応しないという原則を固守している日本政府が、1審と同じように訴訟関連の書類の送達を拒否する場合、2審裁判も訴訟受付事実公告を送達とみなす“公示送達”に出る可能性が高く、裁判が計画通りに進むかは未知数だと見られている。

　他の元慰安婦らの訴訟では、裁判所が原告の請求を全て受け入れ、日本が1人あたり1億ウォンずつ支給するよう判決を下したが、続く今回の訴訟の1審では請求を却下し、元慰安婦らは控訴した。