米FDA 「ファイザー・モデルナ、若年層に心臓疾患の副反応」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米FDA 「ファイザー・モデルナ、若年層に心臓疾患の副反応」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米国食品医薬品局(FDA)は、メッセンジャーリボ核酸(mRNA)の技術で開発された新型コロナワクチン、ファイザー・バイオンテック、モデルナが、心臓疾患の事例と関連性がある可能性を警告した。主に10代、20代の男性の間で、このような副反応が発生する可能性が高いというのが、FDAの結論である。ただし大部分は、副反応が軽く、ワクチン接種のメリットがリスクよりも大きいと、米保健当局は強調した。

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23日(現地時間)ロイター通信によると、FDAはこの日、ファイザー・バイオンテックワクチンを接種した後、若年層に稀に発生する心筋炎と心膜炎事例に対する警告文を、ファクトシート(概況報告書)に追加するという計画を発表した。FDAワクチン供給部門副局長は「確保した資料を基に、医療機関やワクチン接種者に警告を通知する」と説明した。

心筋炎とは、心臓の筋肉に炎症が生じたものであり、心膜炎は、心臓の周りを包んでいる膜である心膜に炎症が発生する心臓疾患である。このような心臓疾患は、12〜39歳の接種者100万人当たり12.6人の割合で発生することが分かった。

特に30歳以下の男性に現れる可能性が比較的高いことが分かった。トム・シマブクロ米国疾病予防センター(CDC)免疫安全部次長は「10代と20代前半、特に男性にこのような現象が起きている」と述べた。

ただしCDCは、ワクチン接種後、心筋炎を患った患者が回復することを考慮し、ワクチン接種のメリットがリスクより大きいと強調した。患者はワクチン接種後、一週間の間に胸の痛みや呼吸困難、動悸などの症状を訴えたが、80%は完治したという説明だ。

米国保健社会福祉省も「極めて少ないが、ワクチン接種後(副反応を)経験する」とし「多くは軽症程度であり、最小限の治療で回復される場合が多い」とワクチン接種を推奨した。新型コロナに感染したとき、心臓疾患が悪化することがあるという警告だ。

この日、モデルナ株価は前取引日より4.21%下落した。ファイザー・バイオンテックもそれぞれ1.4%、3%下落した。

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