白凡・金九72周忌、国家報勲処が墓参へ。金九が38度線を越境し北朝鮮に向かっている。(画像提供:wowkorea)
白凡・金九72周忌、国家報勲処が墓参へ。金九が38度線を越境し北朝鮮に向かっている。(画像提供:wowkorea)
韓国では26日、白凡キム・グ(金九)の72周忌を迎えて、韓国の国家報勲処が墓参り行事を行うと発表した。

行事は同日午前11時から、ソウル・ヨンサン区(龍山区)のヒョチャン(孝昌)公園で行う。 新型コロナにより、行事は外部からの招待なしに「キム・グ先生記念事業協会」の主催で、追悼式の代わりに墓参りのみ行われる。

遺族や記念事業協会の役職員など約20人が出席する予定だ。ファン・ギチョル報勲処長は花輪を献呈して追慕する。

金九は1919年の3・1運動直後、中国上海に亡命し、大韓民国臨時政府初代警務局長に選任された後、内務総長、国務令、主席などを歴任した。

「韓人愛国団」を組織し、韓国光復軍を創設するなど独立運動に一生を捧げた。 金九は1962年、建国勲章大韓民国章に叙勲された。

金九は中国上海で起きたユン・ボンギル(尹奉吉)爆弾事件の背後としても有名だ。尹奉吉は1932年、上海で行われた「天長節(天皇誕生日)」記念行事に潜入、弁当型の爆弾で殺傷事件を起こした人物。この事件で要人2名を含む多数に重軽傷が発生した。尹は事件後、現場で自殺を図ったが、失敗して逮捕され死刑となった。

金九は韓国建国と北朝鮮の成立後、半島統一のため38度線を越境し北朝鮮の金日成と会談を行った。これが原因となり1949年、韓国軍の将校に暗殺された。
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