当時のケーキの写真を見ると、ハングルで「文在寅大統領就任1周年おめでとうございます」と装飾されている。日本側がそれくらい神経を使ったという話だ。
ところが文在寅大統領はその席で個人的理由(「歯の所為で甘いものは困る」)を挙げ、食べることはおろか、少し口にして味わうことさえ辞退した。これにより午餐の雰囲気はしばらくの間、ぎこちなく寒々としたものになったと明かされた。
それから3年経過した2021年6月14日、文在寅大統領はまたケーキと向かい合うこととなった。オーストリアを訪問し、歓迎の晩餐に出席したのだが、ここでデザートとして登場した。
太極旗とオーストリア国旗で装飾されたケーキだったのだが、日本で見せた態度とは異なり、文在寅大統領がケーキを辞退したという話は耳にしない。おそらくオーストリア総理と共においしく食べたり、相手への配慮の次元で最小限は味わう振りでもしたはずだ。
全く同じケーキを巡っても、このようなやり方の二面的な態度で「こちら側」と「あちら側」を区別するレベルであるのに、誰が好むのだろうか? 我々が見ても拒否感を覚えるのに、日本国民にしてみたら如何ほどだろうか?
※この記事は韓国の保守論客ファンドビルダーさんの寄稿文を日本語に翻訳したものです。韓国メディアには既に韓国語版が公開されています。翻訳の正確さに対する責任は当社にあります。
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