韓国南部の沖合で発見の「32本足」のタコ、原因は「日本の放射線」と主張する韓国ネットユーザーも(画像提供:wowkorea)
韓国南部の沖合で発見の「32本足」のタコ、原因は「日本の放射線」と主張する韓国ネットユーザーも(画像提供:wowkorea)
韓国南部のキョンサンナムド(慶尚南道)サチョン市の沖合で、32本の足を持つミズダコが発見された。この「不思議なタコ」をめぐり、韓国ネットユーザーらがさまざまな主張を展開する中で、一部のネットユーザーは「日本の放射線の影響」を指摘している。

 去る23日、慶南日報や釜山日報によると、サチョン地域の漁業者が今月15日に32本足のミズダコを捕獲したと伝えた。軟体動物であるミズダコは頭と8本の足を持つが、その日捕れたミズダコの足は木の枝のように32本に分かれていた。

 漁業者は「ミズダコの禁漁期なので放してやろうと思ったが、足が多いので詳しく見てみた。生まれて初めて見るものだったため、研究用に必要かと思い、保管している」と話した。

 このニュースについて、韓国の一部ネットユーザーは「日本の放射線の影響により、奇形の海産物が発生したのでは?」、「安心して食べられない」、「南部地域にも放射線の影響が出始めた」など不安視する声も。

 しかし、学界ではミズダコの足にできた傷が癒される過程で「過剰再生現象」が見られることもあるという。この点を挙げて「今回のことを日本のせいにするならば、世界のあらゆる”突然変異”はチェルノブイリ原発事故が原因になる」、「事実関係を調査してから意見を述べるべき」などの声も多く寄せられた。

 一方、日本では1957年に85本足、1988年に96本足のミズダコが発見されたことがあるとも伝えられている。

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