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A氏は中国産の唐辛子の粉を大量に購入した後、国内産(韓国産)と混ぜ合わせたり、100%中国産のまま再包装して販売し、栽培から梱包までを栽培農民が直接管理、監督する製品だと嘘の広告を行った。
このような方法で2018年1月から3月まで、韓国国内で有名インターネットショッピングモール5か所を通じて総量93tの唐辛子の粉を販売し、約27億ウォン(約2億6800万円)を売り上げた。この業種の製品を購入した消費者は約4万人に及ぶ。
原産地を偽装表示する場合、「農水産物の原産地表示に関する法律」により、7年以下の懲役または1億ウォン(約1000万円)以下の罰金に処される。
ソウル市民生司法警察団は、昨年11月のキムジャン期(キムチを漬ける時期)の繁忙期に「原産地違反の唐辛子の粉を製造・流通業体捜査」に出た。以降似た手法で原産地表示を違反した事例があると報告、追加的な捜査を行い、A氏を摘発し拘束した。
拘束されたA氏は2012年に農業会社法人を設立し、家族を動員し運営してきた。法人の構成員の中に農民が一人もいないが、該当法人で唐辛子を直接栽培し、唐辛子の粉を生産・販売したかのように嘘の広告で消費者を騙した。また国内産唐辛子の価格が上がると、生産単価を合わせる為に2018年から国内産と混ぜて販売する考えで中国産の唐辛子の粉を購入し始め、2020年には販売製品の85%が実際には「中国産100%」だったが、「国内産(韓国産)100%」と原産地を偽装した。
この過程で製品価格がとても安いと中国産だと疑われるかもという考えで、他の販売者と似た価格帯にするなど、緻密さを見せもした。
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