警察によると、先月13日午後11時30分ごろ、金海市の40代夫婦が自宅で自殺を試みた。
近隣住民の通報を受け出動した警察と消防当局は、40代夫婦とその子どもである4歳の幼児1人を救助したが、幼児はその後死亡した。
発見当時、煙を吸い意識不明の状態だった夫婦は、最近まで病院の重患者室に入院していたが、命に別状はないものと伝えられた。
警察の調査によると、一定の職業に就いていなかった夫婦は、「借金のため生活難に苦しみ、こうした犯行に至った」と陳述したと伝えられた。
警察は先月26日と29日にそれぞれ退院した夫婦に対し、殺人の容疑で拘束令状を申請した。
問題は、家族の集団死亡事例をみると、生死の選択権がない未成年の子どもが含まれているという点だ。自殺に追い込まれた両親が幼い子供を害し死亡させる場合だ。子どもが両親の手にかけられ生を終えることは、自殺ではなく犯罪行為と規定すべきだという世論が高まっている。
キョンブク(慶北)大学・捜査科学大学院が発刊した「韓国の同伴自殺、過去10年間の動向」資料によると、子どもを殺害した後に自殺した場合、「家族同伴自殺」という用語が混用され、両親を同情の対象として認識するようになる。
これについて研究陣は、「10歳以下の子どもが自殺に同伴させられる場合、別の用語で記述すべきだ」と指摘している。
■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226
●いのちの電話:0570-783-556
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