韓銀総裁、1年5か月ぶりにG20財務相・中央銀行総裁会議へ出席＝韓国

来週、韓国銀行のイ・ジュヨル（李柱烈）総裁が「G20財務相・中央銀行総裁会議」に出席するため、イタリアのベニスへ出発する。新型コロナ以後、ビデオ会議だけで参加してきたが、ワクチン接種の加速化などで感染病状況が落ち着いてきたため、今度の会議には直接参加することにしたという。

財務相・中央銀行総裁会議は、各国の財務長官と中央銀行総裁が1年に2~3回ずつ会合し、世界経済が進む方向と国家間の経済政策協力問題を議論する場だ。

イ総裁は今月9・10日にイタリアで開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議で新型コロナへの対応に向けたグローバル保健システムの強化、G20諸国間のコミュニケーション強化、グローバル供給網および貿易システムの復元の重要性などについて議論するものとみられる。

さらに、国際通貨基金（IMF）などの国際金融機関を中心に議論されている危機対応のための財源配分や低所得層の債務負担の緩和、国際租税分野の主要内容についても、合理的な国際租税システム作りに向け、意見を出す予定だ。