汎与党勢力から大統領選候補に出馬している韓明淑(ハン・ミョンスク)前首相は7日、同じ開かれたウリ党所属の親盧派候補、李海チャン(イ・ヘチャン)元首相、柳時敏(ユ・シミン)前保健福祉部長官らに対し、大統領選候補の一本化を提案した。
 同日国会で記者会見を行った韓前首相は、「平和改革勢力の正当性ある単一候補を選出し、勝利の転機を作ろうという強い要求が党心であり民心だ」と主張した。身内で争い力を分散し弱体化していっては大統領選勝利の灯火を生かすことはできないとし、ハンナラ党に勝利できる強力な代案を作るため、3候補の単一化を緊急提案するに至ったと説明した。一本化の方法としては世論調査が現実的だとし、早期に2人と会い具体的な時期や方法などを決めたいと述べた。また、この提案に同意するウリ党大統領候補がいれば参加してほしいと、親盧派の賛同を勧めた。親盧派候補の乱立で支持層が分散しているなか、陣営の力をまとめ選挙の勝利を狙ったものと思われる。

 これに対し、李元首相と柳前長官はひとまず肯定的な立場を表明しており、親盧3候補の一本化の可能性は高まっているが、具体的方法をめぐっては3者間に微妙な視点の違いが見られることから、実現するかどうかは不透明な状況だ。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.


Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0