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ソウル警察庁は6日、「李元次官を証拠隠滅教唆の嫌疑で7日に検察に送致する予定だ」と明らかにした。
李元次官は、暴行したタクシー運転手のA氏に対し「監視カメラの映像を削除してほしい」という趣旨の要請をし、示談金を渡した嫌疑が持たれている。
ソウル警察庁真相調査団は先月9日、李元次官に証拠隠滅教唆の嫌疑が認められると発表した。その後、外部の専門家が参加する捜査審議委員会などの関連手続きを経て、同日に最終結論を下した。
これと共に警察は、A氏を証拠隠滅の嫌疑により、当時、事件を担当したソチョ(瑞草)警察署のB警査に特殊職務遺棄の嫌疑を適用して、李元次官と共に検察に送致する予定だ。
しかし、警察は当時、担当事件の報告ラインにあった瑞草警察署の刑事チーム長および課長には、捜査審議委員会の結果により、不送致の決定を下した。ただし、彼らに対する監察調査は進める方針だ。
警察関係者は「署長、課長、チーム長は、報告義務違反および指揮・監督不足などの責任に対し、監察調査予定」と言及した。
これに先立ち、李次官は弁護士だった昨年11月6日、酒に酔い、タクシーの中でタクシー運転手A氏の胸ぐらをつかんで暴行した嫌疑がもたれた。警察は昨年11月12日、この事件を‘公訴権なし’で内部捜査を終結させた。
この過程で、警察が李元次官の事件をいい加減に処理したという事実が明らかになり、‘手抜き捜査’という論難が起こった。
その後、今年1月24日から聴聞・捜査合同真相調査団を設置し、関連捜査を進めた警察は先月9日「警察上部からの圧力や介入などはなかった」という結論を下した。
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