01. 私の外に他の神に仕えてはならない。
02. 偶像崇拝をしてはならない。
03. 主の名をみだりに唱えてはならない。
04. 安息日を守れ(聖とせよ)。
05. 父母を敬え。
06. 殺してはならない。
07. 姦淫してはならない。
08. 盗んではならない。
09. あなたの隣人について偽証してはならない。
10. あなたの隣人のものをむさぼってはならない。
十戒の内、クリスチャンか否かに関係なく適用されて当然なものは、5条から10条の項目までだ。今日の韓国人にこの項目を適用してみたとしたら、「あなたの隣人について偽証してはならない」と言う9条の項目において、他の項目(5条、6条、7条、8条、10条)に比べ圧倒的に高い「違反」比率を見せるだろう。
原因は反日ゆえだ。例えば多くの韓国人が慰安婦に関して「強制連行、20万人、性奴隷」と言う根拠のない噂や言説を未だに信奉する。加えて、当時の朝鮮人だけ差別待遇を受けて軍艦島などで強制労役を行ったと固く信じる。
そしてこのような虚報(歪曲・捏造)を基に「日本の蛮行を世界に知らせるべきだ」と言い、反日プロパガンダ活動に積極的だ。米国、オーストラリア、ドイツ、カナダなど、海外に慰安婦像を建て、米国連邦議会や州議会を対象にロビー活動して、反日決議案を通過させるようにした。それでも満足せず、ニューヨークの電光掲示板に反日広告も出した。
このような活動の全てが根拠のない噂や言説を基盤とするプロパガンダの典型であるので、あちこちで摩擦が引き起こされている。「平和の少女像」は海外に建てられた度に全ての場所で対立と反目が生じた。
以前は平和であった地域は、「平和の少女像」が入ってきた瞬間から、平和が崩れ騒がしくなった。「平和の少女像」でなく、実は「紛争の少女像」だと呼んでやってこそ適切だ。
米国議会による各種の反日決議案もまた同様だ。決議案の成立を巡って韓日間の激しい対立の様相を見せた。客観的な証拠の不在によって、コメディのような出来事も起こった。日本人鉱夫の写真を見せているのに、あたかもこれが朝鮮人鉱夫であるかの如く、ニューヨークの電光掲示板に虚偽広告まで出すようになったのだ。
過去の歴史に関連して日本は韓国に対して何度も公式謝罪をした。しかし今日の多くの韓国人は依然として日本が謝罪をしていないという風に話をする。このように今日の多くの韓国人は隣人(日本)について何らの罪の意識も無く偽証をしている最中だ。
2021年の韓国の宗教人口の比率はプロテスタントが17%で最も高い(韓国ギャラップ社の調査)。次いで仏教が16%であり、カトリックが6%だ。プロテスタントとカトリックを合わせたキリスト教信者の人口比率が全体の23%を占めるわけだ。
国民の四人の中、ほぼ一人の割合なので、クリスチャンが社会に対して及ぼす影響力は小さいものでない。従ってクリスチャンだけでも十戒(「あなたの隣人について偽証してはならない」)をきちんと守ったとしたら、今日のような小児病的な反日は生まれなかっただろう。
現実には十戒(「偽証してはならない」)を守るどころか、むしろキリスト教界が反日の先頭に立つ場合が少なくない。2014年12月に韓国の代表的なキリスト教団体である「韓国基督教総連合会」は有名な反日プロパガンダ活動家の「マイク・ホンダ」(当時米国下院議員)氏を招請し、汝矣島純福音教会で感謝礼拝を捧げた。この席で「マイク・ホンダ」議員はこう語った。
「性奴隷として犠牲を被った20万人を超える方々が私の心の奥深くに迫ってきた。(中略)この女性たちは不平等と不公正の生きた証拠だ。彼女らの声は正義であり、和解であり、人権だ」。
最初の一言から「性奴隷」「20万人」等、根拠の無い歪曲と捏造で始まる。神聖な教会、それも世界で最も大きい教会の中で「あなたの隣人について偽証してはならない」と言う十戒がこのように全面的に無視されていた。
代表的なキリスト教系列の媒体である『国民日報』だけ見たとしても、7月14日と15日にこのようなタイトルで記事を載せた。
「日本の軍艦島歪曲」(14日)
「1500回目の水曜集会…一人デモ、オンラインで」(14日)
「平和の少女像、日本では妨害がまかり通り、ドイツでは展示」(15日)
「1500回目の水曜集会…」と言う記事では、寄付金横領などの様々な疑惑を招いている正義記憶連帯(正義連、旧「挺対協」)の関係者の発言を含め、元慰安婦らの一方的な主張を忠実に書き取ってやった。
「正義記憶連帯『もっとしっかりとした気持ちで共にやっていくつもりだ』」と言う風な副タイトルまでつけてやった。記事の何処を見ても、外国公館の前でのデモが国際法(ウィーン条約)の深刻な違反であることを指摘する部分は出て来ない。
キリスト教系列の媒体の日本関連記事は、ハンギョレなど左派系列の媒体に比べても、遜色のない水準だ。挺対協など、反日団体が発表する反日プロパガンダ声明に同調し、様々なキリスト教団体が自らの名前(団体名)と共に載せる場合も少なくない。
キリスト教の最高徳目は「愛」だ。「天使たちの異言を語ろうとも、愛がなければ、私は騒がしいどら、やかましいシンバル」という聖書の教えがある。愛の中には赦しと言う概念が入っている。
イエス・キリストは七回ごとに七十回でも(七たびを七十倍するまで)赦せと語られた。聖書の何処を見ても「相手がやめろと言う時まで謝罪すべきだ」と言う風な「赦しの条件」は出て来ない。
赦しを実践するのがとても難しければ、最小限、十戒に背く罪を犯さずにいるべきだ。隣人(日本)について偽証するように煽る反日プロパガンダ活動を牽制して遮断すべきクリスチャンが、むしろ反日に迎合して先頭に立って偽証する姿は「塩味を失った塩」どころか「ソドムとゴモラ」水準にまで堕落した格好にほかならない。
クリスチャンであれば、反日の先頭に立つ自分の行動が、「あなたの隣人について偽証してはならない」と明らかに記録されている十戒の指針に符合するのか否かから、きちんと問い質してみるべきだ。
※この記事は韓国の保守論客ファンドビルダーさんの寄稿文を日本語に翻訳したものです。韓国メディアには既に韓国語版が公開されています。翻訳の正確さに対する責任は当社にあります。
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