韓国の平均寿命は10年で3.3年延びた=(聯合ニュース)
韓国の平均寿命は10年で3.3年延びた=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国保健福祉部は19日、経済協力開発機構(OECD)が発刊した「保健統計」の内容を分析した結果を発表した。韓国国民の平均寿命(2019年の出生児基準)は83.3歳で、OECD加盟国の平均より2.3年長く、平均寿命が最も長い日本(84.4歳)より1.1年短かった。今年の統計は、主に19年の数値を基準にOECD加盟国の保健医療水準などを比較したものだ。

 10年前と比べると、韓国の平均寿命は3.3年延びた。

 性別でみると男性の平均寿命は80.3歳、女性は86.3歳だった。

 自殺死亡率はOECD加盟国で最も高かった。18年の韓国の自殺死亡率は人口10万人当たり24.7人で、OECD加盟国の平均(11.0人)の2倍以上だった。

 韓国の自殺死亡率は、09年の人口10万人当たり33.8人から17年には23.0人に減少したが、18年はやや増加した。

 幼児死亡率は出生児1000人当たり2.7人で、OECD平均(4.2人)より1.5人少なかった。

 19年の15歳以上の喫煙率は16.4%で、OECD平均(16.4%)と同水準だった。

 15歳以上の人口1人当たりの酒類消費量は年間8.3リットルで、OECD平均(8.8リットル)より少なかった。

 喫煙率と酒類消費量はともに、09年から10年連続で減少傾向を示している。

 韓国の臨床医師(韓国伝統医学の医師を含む)の数は人口1000人当たり2.5人で、OECD加盟国の平均(3.6人)に及ばなかった。

 これは日本と同水準で、韓国よりも医師数が少ない国はポーランド、メキシコのみだった。

 病床数は人口1000人当たり12.4床で、日本(12.8床)に続いて2番目に多く、OECD平均(4.4床)の約3倍だった。

 韓国の国民1人当たりの外来受診回数は年間17.2回で、OECD加盟国で最も多かった。OECD平均(6.8回)と比べて2.5倍に上る。患者1人当たりの平均入院日数は18.0日で、日本(27.3日)の次に長かった。

 国内総生産(GDP)に対する経常医療費支出規模は8.2%で、OECD平均(8.8%)より低かった。


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