日本到着後にコロナ陽性の韓国IOC委員　「精神的につらかった」

【東京（特別取材団）聯合ニュース】国際オリンピック委員会（IOC）のアスリート委員で、東京五輪のために訪れた日本で新型コロナウイルス陽性の判定を受けた韓国の柳承敏（ユ・スンミン）氏は19日、「規則に従い、しっかりと隔離生活を送っている」と伝えた。

　柳氏は多くの人の励ましに感謝すると述べた上で、「新型コロナウイルスが他人にも被害を与えるため、（陽性判定を受けてから）2日間、精神的にとてもつらかった」と明らかにした。柳氏の家族など濃厚接触者は全員陰性だという。

　柳氏は出国前の13日と15日に2回の検査を受け、16日に出た最終結果は陰性だった。ワクチンも2回接種を終えたが、17日に成田空港で陽性と判定された。現在も症状はない。

　東京五輪に参加するIOC委員のうち新型コロナ陽性が確認されたのは柳氏が初めて。