20日ソウルグァンアク警察署と消防当局によると、50代と推定される男性A氏がこの日午後4時10分頃、シンリムドンのある住宅の1階に火をつけ、10分後14階の高さの近隣オフィステルの屋上に移動し、約3時間の間自殺未遂騒動を起こした。
黒色のズボンと濃い紺色のTシャツを着たA氏は、タバコと酒類が入っていると推定されるコップを所持した状態だった。
通報を受けて出動した警察と消防隊員約40人は、A氏が座っている方向の地面に安全装置を設置した。これを認識した男性が位置を変えると、また違う安全装置を追加し設置した。近くには消防隊員10数人が待機し状況を注視した。
A氏は3時間ほど騒動を起こし、ついに午後7時4分頃、近くに待機していた警察に現行犯で逮捕された。
消防関係者は「本人が火をつけたと主張しており、追加の調査が必要だ」とし、「該当住宅で出た火による人命被害は無く、家内部にあった布団などが燃え財産被害は10万ウォン(約1万円)程度だと思われる」と話した。
一方、この騒動のせいでシンリム駅7番出口付近は道路が一部統制され、車両停滞が続いた。該当オフィステル周辺も完全に統制され市民たちが不満を訴えた。
当該建物の地下駐車場には車両100台余りが駐車されていたが、駐車していたある市民は中に入ることさえできなかった。「駐車費用の補償は誰がしてくれるのか」と話し、「車を出さなきゃいけないのに、いつまで待てばいいのか」と警察と言い争いを起こしていた。
警察関係者は、「A氏が実際に放火をしたのか確認し、事件の経緯を調査する予定」だと明らかにした。
■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226
●いのちの電話:0570-783-556
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