【成田聯合ニュース】東京五輪の柔道男子73キロ級に出場する安昌林(アン・チャンリム)は21日、成田空港でインタビューに応じ、五輪での目標は金メダルしかないと述べた。 安は「東京は1年半ぶり」とし、「26日の試合に合わせて準備してきたので、体の状態が良い」と説明した。 京都出身の在日韓国人3世の安は、筑波大の2年生だった2013年に全日本学生柔道体重別選手権で優勝。日本代表チームの帰化要請を断り、14年に韓国へ渡った。 五輪初出場となった16年のリオデジャネイロ五輪では3回戦で敗退。2度目の五輪となる今回は舞台が東京ということもあり思いが強い。 18年にアゼルバイジャンで開かれた柔道世界選手権などで優勝しているが「日本での試合はやはり気楽な面がある」と話した。 安は「26日までけがをすることなく、新型コロナウイルスにも気を付けてコンディション管理をする」とし、「新型コロナは心配だが、自分で管理する以外にはできることがないため特に気を付ける」と話した。 金メダル獲得の最大の壁は日本の大野将平。安はこれまで6戦全敗で、18年のジャカルタ・アジア大会の決勝では延長戦の末に敗れた。 安は今大会の目標について、「金メダル、それしかない」と強調した。
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