ピアニストのユンハン、「不眠症の妻のために2年越しで研究」…睡眠アルバム発売
ピアニストのユンハン、「不眠症の妻のために2年越しで研究」…睡眠アルバム発売
「今回のアルバムは普段のようにインスピレーションが浮かんで作曲した音楽は一曲も ありません。2年以上医学、音楽学論文を分析して研究した後、徹底的に数学的に計算をして設計した“治療用音楽”です。」

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韓国のイケメンピアニスト・ユンハンは21日、記者との電話取材で「作曲ではなく“研究”した気持ちで作ったアルバムです」と話し、このように明かした。

STOMP MUSICを離れひとり立ちを始めたユンハンは最近、Universal Musicと共に 睡眠音楽アルバムプロジェクトの最初のシリーズである「Sleeping Science : THE SLEEP」を全世界に同時発売した。単純に穏やかでクールな音楽ではなく、睡眠進入時から熟睡 段階まで身体におきる全ての変化を反映して設計したアルバムだ。

ユンハンは3年前に最初の子供を流産した後、不眠症で苦しむ妻のためにこのプロジェクトを始めた。彼は「マッサージや足浴もしてあげて、睡眠に効くという枕、マットレスも購入してみたが大きな効果がなかった。しかし音楽が睡眠に影響を及ぼすという書物読んだ後、数多くの海外書籍と神経科、精神科医学論文らを読みあさり勉強した」と話した。続けて「生涯音楽だけをしてきた僕が、妻のために出来た唯一のことだった」と付け加えた。


ユンハンは様々な医学や音楽学論文を研究した最後には、睡眠と音楽の相関関係を導き出した。その後、理論的根拠をベースに組成、拍子、店舗、フォーマット、長さ、ヘルツ振動数などを綿密に設計した。また正確な反転と規則を持った作曲方法を通じて心理的安定を感じられるように曲を書いた。作曲過程では大韓睡眠学会会員のぺ・ウンギ仁荷大学神経科教授の諮問も求めた。

効果は期待以上だった。ユンハンは「アナウンサー、野球選手、ゴルフ選手、シェフ、ソムリエ、会社員など周りの知人らに睡眠音楽を贈ったが、大部分が肯定的な反応を見せた」とし「仁荷大学病院は実際に睡眠障害で治療を受けている患者の方々にこの音楽を処方するために医学研究倫理審の委員会(IRB)の承認も受けている状況だ」と説明した。

ユンハンは「THE DREAM」(8月)、「THE TIME」(9月)などの睡眠音楽アルバムプロジェクト シリーズを一か月間隔で発売する計画だ。既存の研究を応用し多様な睡眠パターンを持った人々に合う音楽を設計していく。彼の音楽が睡眠に与える影響を解明する学術論文も 準備している。
彼は「最初は単に妻の不眠症を治してほしくて始めた研究だったが、今は範囲を拡張したいという欲ができた。今回設計した作曲技法をベースに今後より多様な性向の人々へ実質的な助けを与える睡眠音楽を作っていきたい」と強調した。

一方デビュー11年目のピアニストであり作曲家であるユンハンは、バークリー音楽大学を奨学優等生と首席で卒業した。2010年「Untouched」アルバムでデビューした後、ジャズ、ポップ、ピアノ小品集などのジャンルを超えた音楽活動で注目を浴びた。現在は慶熙大芸術デザイン大学教授として在職中だ。

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