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東京五輪中継の失態で海外からも批判 韓国MBC社長が謝罪
【ソウル聯合ニュース】東京五輪開会式の中継でウクライナ選手団が入場する際、チェルノブイリ原発事故の写真を使うなどして強い批判を浴びた韓国の放送局MBCの朴晟濟(パク・ソンジェ)社長が26日、国民向けの謝罪会見を開き陳謝した。 朴社長は「世界的なコロナ禍の状況の中、世界の人たちの友情と連帯、和合という五輪の精神を毀損(きそん)するような放送をしたことについて深く謝罪する」と述べ、頭を下げた。 MBCの開会式の中継ではウクライナ以外の国の紹介でも批判の声が上がっている。ハイチについては大統領暗殺を、エルサルバドルについては同国が法定通貨に採用するとしているビットコインを紹介した。 MBCは開会式の後半にアナウンサーが不適切な紹介があったと謝罪し、翌24日には英文の謝罪文を発表したが、韓国の視聴者からの抗議だけでなく多くの海外メディアがMBCの失態を報道したため国際的な批判が巻き起こった。 またMBCは25日にあった東京五輪サッカー男子の韓国とルーマニアの試合でも、オウンゴールをしたルーマニア選手の名前入りで「ありがとう」と書かれたテロップをCM中に流しており、これも物議を醸している。 謝罪会見で朴社長は「週末は就任以来、最も苦痛で惨憺(さんたん)たる時間だった」と何度も頭を下げた。 会見は韓国の新型コロナウイルスの新規感染者が過去最高水準で推移し、首都圏で最も高い感染防止策のレベルが適用される中で行われ、30人以上の報道陣が集まった。防疫を軽視したとの批判も出そうだ。