チョ・グハムは決勝で対戦したウルフと一度対決して勝ったことがある。そのため、自信を持って臨んだが、最後の山場を乗り切れなかった。チョ・グハムは「何度かチャンスがあったのに生かすことができず、ウルフは危機をうまく克服した」とし「10年以上韓国代表を務めたが、これまで対戦してきた選手の中で一番強かった」と語った。また「次のパリ五輪では必ず金メダルを取る」とも話した。
チョ・グハムの試合後の行動が話題となった。彼は敗れた後ウルフの手を掲げて相手の勝利を祝福した。また、チョ・グハムは準決勝で対戦した世界2位のジョルジェ・フォンセカ(ポルトガル)を抱きしめて涙を流していた。
チョ・グハムは金メダルを目の前にして敗れはしたものの、「スポーツを通じて心身を高め、文化や国籍など様々な違いを克服し、友情、連帯感、フェアプレー精神を持ち、平和でより良い世界の実現に貢献すること」というオリンピック精神を自ら披露した。彼が見せたチャレンジ精神、そしてライバルを越えて仲間として見せた尊重の姿勢はスポーツ人を超えてすべての人が見習うべき態度だった。
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