3日、香港株式市場に上場されたテンセントの株価は前日比6.11%安の446香港ドルで取引を終えた。取引時間中に一時テンセントの株価は10%ほど急落し、10年ぶりの最大の下げ幅を記録した。
株価急落は、中国国営新華社通信が発行する経済参考報新聞の報道によるものと解釈される。ブルームバーグ通信などによると、経済参考報は、一部の学生がテンセントの人気ゲーム「王者栄耀(オナー・オブ・キングス)」を1日8時間プレイしているとし、当局の厳しい規制を求めた。
「王者栄耀」はテンセント所属のテンセントゲームズで2015年にリリースしたモバイルゲームで、現在、世界中に登録会員が2億人以上いる人気ゲームである。全10人のプレイヤーが5対5でチームを分けて英雄のキャラクターを利用して敵の基地を攻略するゲームで、ライアットゲームズのリーグ・オブ・レジェンド(LoL)と似ている。
経済参考報はゲームを「電子薬物」としながら「どんな業界もどんなスポーツも、ある世代を破壊することで成長することは許されない」と強調した
テンセントはこの日午後すぐに声明を出し、未成年者のゲームのアクセスと利用時間を制限する新たな政策を導入すると発表した。
すでに中国政府は、ゲーム関連産業への規制を強めている状態だ。2019年、未成年者が深夜の時間帯(午後10時〜午前8時)にオンラインゲームに接続できないようにするシャットダウン制を導入した。先月には、特定のゲームに顔認証システムを導入し、青少年が親の名義でゲーム内アイテムを購入することを防げるようにした。昨年第4四半期の中国のオンラインゲームの総収入から、未成年者が占める割合は6%にとどまった。
中国は、青少年保護を目的として継続的に厳しい規制を出している。先月には、保護者の経済的困難と青少年の教育負担を解消するという名目で民間企業の上場を禁じる強力な制裁案を出した。
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