これらの2020年の売上及び営業利益は以下の通りだ。
現代自動車:売上103兆9976億ウォン、営業利益2兆7812億ウォン(売上比の営業利益率2.3%)
起亜自動車:売上59兆1680億ウォン、営業利益2兆664億ウォン(3.5%)
韓国GM:売上8兆5061億ウォン、営業利益△3093億ウォン
ルノー三星:売上3兆4008億ウォン、営業利益△797億ウォン
双龍自動車:売上2兆9502億ウォン、営業利益△4494億ウォン
全社合わせると、売上は178兆227億ウォン、営業利益は4兆92億ウォンとなる。全社の営業利益率は2.3%水準と出て来る。
日本のトヨタ(TOYOTA)自動車の2020年(2020年4月~2021年3月の会計年度)の売上及び営業利益は、売上が277兆7331億ウォン(2021年7月5日のウォン・円のレート基準)、営業利益が22兆4292億ウォン(売上比の営業利益率8.1%)だった。
韓国の自動車メーカーの売上を全て合計した178兆227億ウォンは、トヨタ自動車の売上277兆7331億ウォンの64%水準となる。営業利益を全て合計した4兆92億ウォンは、トヨタ自動車の営業利益22兆4292億ウォンの18%水準にとどまる。
韓国メーカーの内、現代自動車と起亜自動車が黒字であり、韓国GM、ルノー三星、双龍自動車の三社は赤字状態だ。2021年第2四半期(4~6月)の現代自動車および起亜自動車の実績は以下の通りだ。
現代自動車:売上30兆3261億ウォン(前年同期比で39%増加)、営業利益1兆8860億ウォン(前年同期比で220%増加)
起亜自動車:売上18兆3395億ウォン(61%増加)、営業利益1兆4872億ウォン(925%増加)
ベース効果(コロナ禍による沈滞時期と比べ急好転)などに助けられて、史上最大級の四半期実績を上げた。
それでは同じ期間(2021年4~6月)のトヨタ自動車の実績は如何だろうか?2021年8月3日時点のウォン・円のレート基準で見ると以下のようになる。
売上83兆4569億ウォン(前年同期比で78%増加)
営業利益10兆4896億ウォン(前年同期比で720%増加)
売上及び営業利益のいずれも四半期として史上最高記録を打ち立てた。このような四半期実績を土台としてトヨタ自動車の2021年実績を推定してみると、売上規模は334兆ウォン前後と出て来る。
2020年に比べ20%増加した数値だ。営業利益を推定すれば、42兆ウォン前後と出て来る。2020年に比べ2倍に迫る規模だ。こうなると、売上高比で営業利益率は12%水準となる。
三星(SAMSUNG)電子は2020年に、売上が236兆8100億ウォン、営業利益が35兆9900億ウォン、営業利益率が15.2%を記録した。営業利益率の面で三星電子はトヨタ自動車を上回る状況だ(2020年:15.2%対8.1%)。売上規模の面ではトヨタ自動車が三星電子を上回る状況だ(277兆ウォン対236兆ウォン)。
三星電子とトヨタ自動車は、事業領域は互いに異なるが、当該分野の代表的企業として、これまで立派な姿を見せてくれた。これからも韓国と日本をそれぞれ代表する「看板企業」としてより一層大きく跳躍することを望む。
※この記事は韓国の保守論客ファンドビルダーさんの寄稿文を日本語に翻訳したものです。韓国メディアには既に韓国語版が公開されています。翻訳の正確さに対する責任は当社にあります。
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