キム・ギョンムン監督率いる韓国野球代表チームは7日、横浜スタジアムで行われたドミニカ共和国との銅メダル決定戦で、投手陣が崩れ6-10で負けた。
6か国が出場した東京オリンピックで、韓国は4位として大会を終えた。グループリーグとその後のノックアウトステージを経て、韓国は3勝4敗に終わった。3勝のうち2勝は、最弱の戦力とされるイスラエルを相手に収めた。メダル獲得のため、韓国が勝たなければならなかった日本とアメリカを相手に3度対決し、すべて完敗した。
オリンピックはワールド・ベースボール・クラシックとは異なり、米国メジャーリーグ所属の選手が参加できない。そのため、米国は日本のプロ野球で活躍中の選手とマイナーリーグの有望株を中心にチームを組んでいる。さらにメジャーリーグのスタープレイヤー出身のベテランを追加しバランスを合わせた。
3位決定戦で韓国と戦ったドミニカ共和国も一部のビッグリーグスタープレイヤー出身の数人を除いて、ほとんどがマイナーリーグか自国でプレーする選手たちでチームを構成した。また、イスラエルは数年前に引退したが復帰した選手や野球から離れ他の分野で働いたがオリンピック出場のために戻ってきた選手もいた。
一方、韓国は、KBOリーグで活躍している選手たちが集まった。もちろん、一部代表クラスの選手が除外されたが、現在構成できる精鋭メンバーでチームを組んだ。
何人かの選手は議論を押し切って選抜したケースもあった。低迷していた韓国野球の雰囲気を盛り上げるためにも、オリンピックでの成績が切実だった。
しかし、結果は悲惨だった。プレッシャーにより、本来の実力を発揮できなかったという同情論も理解できないわけではないが、今大会での姿が韓国野球の本当のレベルだという冷静な評価が大半である。
今大会を通じて、韓国野球はもはや「野球大国」というタイトルを打ち出しにくくなった。「予選を経て6チームだけ本選に進出した中の4位であって、ベネズエラやカナダ、オランダ、台湾、キューバのなど野球大国がすべて出場していたら、結果はどうなっていただろうか」という声も出ている。
韓国プロ野球が実力に比べて大きな関心を受けているというファンの批判を、これからは真剣に受け止めなければならない。
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