「美しい友情」金軟景とナタリア・ペレイラが試合後に熱いハグを交わす=東京五輪(画像提供:wowkorea)
「美しい友情」金軟景とナタリア・ペレイラが試合後に熱いハグを交わす=東京五輪(画像提供:wowkorea)
東京五輪バレーボール女子準決勝が6日に東京有明アリーナで行われた。韓国がブラジルに0−3で敗れた後、キム・ヨンギョン(金軟景、33)はハイタッチを交わして仲間の選手らを激励した。試合に敗れた金軟景の表情は少し固まっていた。

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ところが、後ろから誰かが金軟景の背中を叩いた。ブラジル代表キャプテンのナタリア・ペレイラ(32)だ。ペレイラを見つけた金軟景の表情は明るく笑っていた。ペレイラは金軟景を抱きしめて慰めた。また、金軟景はペレイラに(決勝進出の)お祝いの言葉を伝えた。

ペレイラは金軟景とは格別に親しい間柄だ。金軟景がトルコリーグでプレーしていた当時、イスタンブールにある韓国料理店で焼酎のショットグラスで韓国式の乾杯をしていたこともあった。

金軟景はトルコリーグのフェネルバフチェ(2011~17)とエジザージュバシュ(2018~20)で活躍した。ペレイラは両チームともチームメイトとして金軟景と同じ釜の飯を食べた。2018年にエジザージュバシュに移籍した後、チームへの適応に悩んでいた金軟景は翌年にペレイラがチームに合流したことで、心の悩みを打ち明けていたことがある。

金軟景はあるインタビューで「ワールドベスト・セブン(7)を選んでほしい」という質問に対して、ペレイラを選んだことがある。その当時、「パワフルな攻撃力にリーダーシップがある」と説明を付け加えていた。また、ペレイラは別のインタビューで「金軟景はバレーボール界で最も親しい友人である」とし「私にとって最高の選手の一人であり、いつであっても最高の選手」と愛情を表していた。

金軟景とペレイラはこの日、敵となってネットを境にして競い合った。しかし、試合後に美しい友情が再び輝いた。
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