【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が11日、スマートフォン(スマホ)「ギャラクシー」の新製品発表会を開き、折り畳み式の「ギャラクシーZフォールド3」を公開した。 同製品はサムスン電子のスマホとしては初めて、フロントカメラをディスプレー下に搭載する「アンダーディスプレーカメラ(UDC)」技術を採用した。画面全体でコンテンツを楽しめるため、高い没入感が得られる。メインディスプレーとカバーディスプレーも映像をより滑らかに表示できるようになった。 また、これまで主に大画面スマホ「ギャラクシーノート」シリーズに用いられてきた専用タッチペン「Sペン」に対応する。折り畳み式のZシリーズでは初。Sペンは衝撃緩和技術を搭載したほか、低遅延によって使い心地を良くした。 韓国では今月27日、次世代通信規格「5G」対応モデルとして発売する。内蔵ストレージ256ギガバイト(GB)タイプは3色展開で、価格は199万8700ウォン(約19万1000円、Sペン別売り)。前モデルの「ギャラクシーZフォールド2」より40万ウォンほど安く、シリーズで初めて200万ウォンを切った。512GBタイプは2色展開で209万7700ウォン。 韓国と米国、欧州を皮切りに、世界各地で順次発売予定だ。 サムスン電子は折り畳み式を次世代スマホのスタンダードとして主流にしたい考えだ。今回の新製品には、ハイエンド製品でリーダーシップを強化するという意気込みがあらわれている。
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