新型コロナ致命率、インフルエンザの4倍...「インフルエンザのように管理、現段階では検討できない」=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナ致命率、インフルエンザの4倍...「インフルエンザのように管理、現段階では検討できない」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国政府は、新型コロナウイルスの致命率がインフルエンザより4倍高いと判断していると明らかにした。

中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長は13日、新型コロナウイルス定例ブリーフィングで、新型コロナウイルスをインフルエンザのように管理するべきだという一部の主張に対し、「予防接種率が高く致命率もかなり低い水準になれば検討できる話だ」と述べた。

韓国の防疫当局は、国内のインフルエンザ感染率は人口比5〜10%程度であり、年間250万〜500万人が感染すると推定している。このうち、0.05%~0.1%程度である2000~4000人が死亡すると推定される。当局は、0.1%より0.05%に迫ると見込んでいる。

一方、韓国の(累積)新型コロナ致命率は0.99%で、インフルエンザよりもはるかに高い水準である。ワクチン接種の効果が高まり、先月には0.2%まで低下したが、インフルエンザの致命率と比較すると4倍高い水準である。

さらに、韓国政府は感染者の抑制より重症患者の管理に集中する防疫システム転換のためには、流行が安定しワクチン接種率が70%にならなければ議論できないという立場を伝えた。

ソン班長は、「重症患者中心の管理システムについては、引き続き熟考している」とし「予防接種率が高まり流行が安定した場合、議論可能な事案と判断する」と述べた。

したがって、国民70%接種目標時期である11月になってから、新型コロナウイルス管理システム転換を検討できるという意味である。

ソン班長は、「第4次流行を早期に安定させ、予防接種を支障なく進める」とし「中長期的な戦略については、専門家の意見を聞き外国の先行結果を参考にしながら、追って議論することができる」と説明した。

続いて「新型コロナウイルスをインフルエンザのように管理すれば、医療管理が多少弱まり、新型コロナウイルスの致命率が高まる危険がある」とし「致命率を下げるには、人口の70%が2次接種を完了することが重要だ」と強調した。

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