海軍普通軍事裁判所は同日午前、キョンギド(京畿道)平沢の海軍第2艦隊司令部軍事裁判所で、女性中士死亡事件に関連した被疑者A上士に対する拘束令状実質審査を開き、軍人等強制わいせつの疑いで拘束令状を発行したと発表した。
A上士は平沢2艦隊未決収容室に収監された。海軍関係者は、「国防部調査本部と海軍中央捜査隊は、被疑者を拘束した状態で徹底的に捜査する」と述べた。
A上士の拘束は、事件が発生してから79日後であり、今月9日に軍が正式捜査に着手してから5日後のことである。
仁川地域の島にある海軍部隊所属のA上士は5月27日、外部の食堂で「手相を見てあげる」と持ちかけ、同部隊の後任である女性中士にわいせつ行為をした疑いが持たれている。
A上士はわいせつ後、被害者を業務から排除し、仲間はずれにするなど心理的な苦痛を与えたという疑いもある。
被害者は事件直後には、上官である主任上士1人だけに被害事実を知らせ、2か月後の今月9日、気持ちを変え正式に申告した。
海軍軍事警察は今月11日、A上士を軍人等強制わいせつの疑いで立件した。軍事警察は、被害者が自殺した12日、A上士に対して事前拘束令状を申請した。女性中士が死亡してから2日後のこの日、拘束令状が発行された。
今回の事件は、事件発生直後(5月末)は正式深刻を望まなかったという被害者が、少し遅れて正式申告を決心したという点で、2次加害疑惑が強く起きている。
国民の力ハ・テギョン議員は前日、被害者が生前に遺族と交わしたメッセージを公開し、2次加害疑惑を提起した。
被害者が事件後も同じ部隊に勤務する過程で、A上士からの業務上でのいじめ、業務排除などでストレスを受けたていたことが把握されたと、ハ議員は伝えた。
拘束令状が発行されただけに、軍当局はA上士などに対して、2次加害の有無を集中的に捜査するものと見られる。
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