キム・サンボン食品医薬品安全処バイオ生薬局長(画像提供:wowkorea)
キム・サンボン食品医薬品安全処バイオ生薬局長(画像提供:wowkorea)
韓国の食品当局は17日、ノンシム(農心)の‘盛り合わせ海鮮タンメン’から有害物質である2-クロロエタノール(2-CE)が検出されたことについて「この物質の含有量は、摂取しても健康に害を与えるほどではない」と明らかにした。

食品医薬品安全処(食薬処)はこの日「農心プサン(釜山)工場とパルド(八道)イチョン(利川)工場でそれぞれ製造し、ドイツに輸出した‘農心輸出盛り合わせ海鮮タンメン(湯麺)’と‘八道ラッポッキ米州用’から2-CEが検出されたという欧州連合(EU)の発表により、国内で関連製品を検査した結果、一部の製品と原料から2-CEが検出された」と発表した。

農心製品の場合、輸出用盛り合わせ海鮮湯麺の野菜ミックス原材料6種類のうち、輸入産の乾燥ネギから0.11mg/kgが検出され、内需用盛り合わせ海鮮湯麺の野菜ミックスからも2.2mg/kgが検出された。八道製品からは輸出用粉末スープから12.1mg/kgが検出され、内需用からは検出されなかった。

ただし、食薬処は当該製品を摂取した場合、人体に害があるかどうかを判断した結果、すべて‘有害の恐れなし’と評価されたことを説明した。2-クロロエタノールは発がん物質であるエチレンオキサイド(EO)の代謝産物で、肌に吸収される場合は毒性があるものの、発がん物質には分類されていない。

食薬処は、EUが国産ラーメンから2-CEを検出したという情報を入手した後、国内食品の安全性を確保するために2-CE管理基準を設けた。農・畜・水産物および加工食品は30mg/kg以下、乳幼児対象食品は10mg/kg以下で検出されなければならない。

食薬処は「ラーメンに2-CEが流入した経路を確認し、農心と八道には『検査命令』を下し、EOと2-CEの検査成績書を提出するようにする」と明らかにした。

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