東京五輪銀メダルをオークションに出品...ポーランド女子アスリート、なぜ?=韓国報道(画像提供:wowkorea)
東京五輪銀メダルをオークションに出品...ポーランド女子アスリート、なぜ?=韓国報道(画像提供:wowkorea)
東京オリンピック女子やり投げ銀メダリストのマリア・アンドレイチェク(ポーランド)選手が、自身のメダルをオークションに出品した話が話題となっている。

今月17日(現地時間)ESPNなど主要外信によると、アンドレイチェク選手は今月11日、ポーランドで生後8か月の子供の心臓手術費が足りず、手術を受けられずにいるという事情を耳にしたという。

アンドレイチェク選手は、自身のSNSを通じて「私も手術費を集めるために助けたい」とし「子供の手術のために、私のオリンピック銀メダルをオークションに出品したい」と述べた。

アンドレイチェク選手のメダルは、実際にオークションサイトに出され、ポーランドのコンビニ大手である「ジャプカ」という会社から12万5000ドル(約1400万円)で落札された。

アンドレイチェク選手の善行で手術費が用意された子供は、米国スタンフォード大学医療センターで手術を受けることになったという。

このような事情が伝えられると、メダルを落札したジャプカ側は、メダルの持ち主であるアンドレイチェク選手にメダルを返した。

子供を助けるためにメダルを売りに出したメダリストの行動に感動したという。アンドレイチェク選手は、自身のSNSにメダルを返してくれた「ジャプカ」をタグ付けし、関心を寄せてくれたファンに感謝の気持ちを表した。

ある現地メディアとのインタビューで、アンドレイチェク選手は「メダルの真の価値は、常に心の中にある」とし「このメダルはクローゼットの中でほこりに覆われるより、一つの命を救うことの方が価値がある」と伝えた。

これに先立ち、アンドレイチェク選手は、ことし5月にヨーロピアンカップで獲得した金メダルも心臓病を患う子供のために寄付している。この子は、6月に無事に手術を受け回復している。

一方、アンドレイチェク選手は2016年リオオリンピックでは、2センチ差で惜しくもメダルを逃した。翌年には、肩の負傷まで経験したが、すべての逆境を乗り越え、東京オリンピックで銀メダルを獲得した。

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