新型コロナは中国の武漢ウイルス研究所が起源なのか?=直接調査した「WHO」チーム長のインタビュー(画像提供:wowkorea)
新型コロナは中国の武漢ウイルス研究所が起源なのか?=直接調査した「WHO」チーム長のインタビュー(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルスの起源を調査していた「WHO(世界保健機関)」チーム長のインタビューが話題となっている。

ことし初め、WHOの中国湖北省・武漢での調査でチーム長を務めたピーター・エンバーレック氏がインタビューで「コロナ19(新型コロナ)ウイルスの起源が武漢ウイルス研究所(WVI)である可能性」を言及したこと。今までその可能性は極めて低いとしていたWHOの立場と相反する初の内部証言である。

ピーター・エンバーレック氏は、デンマーク公営放送「TV2」が放映したドキュメンタリーで「コウモリを研究していた研究室のスタッフが最初の感染者である可能性がある」と話した。彼は「研究員がコウモリの洞窟でサンプルを採取して感染するというシナリオは、コウモリから人間にウイルスが直接感染するという私たちの仮説と合致する」とも話した。

また「武漢の実験室が2019年12月に、移転したことも興味深い事実であり、この時期にコロナ19が始まった」とも指摘した。続いて、「中国が、武漢ウイルス研究所の実験室からウイルスが流出した可能性は極めて低いという調査結果が出てくるよう、影響力を行使した」とも暴露した。

実例として、「調査当時、中国の研究チームは、コロナ19の起源と武漢研究所を関連付けることに強く反対した」と話し、「2日にわたる議論の末、中国の研究チームは武漢研究所と関連する内容を言及することで一歩後退した」と証言した。また「その代わり、その仮説と関連し、追加研究を進めないよう勧告することを条件にした」と話した。

また、研究チームが武漢に到着する前に、中国当局がビザの承認を拒否し、入国が遅延することもあったことも明かした。

一方、英国のエコノミスト誌は8月21日号で、「合同研究の追加解明が重要だ」と指摘した。「武漢でコロナ19が現れてから1年半が経ち、エコノミストが推定するコロナ19の死亡者数は900万人~1800万人」と報道したこと。

同誌はまた、武漢起源説の調査に対しては「中国が世界に対して(調査や証拠に)アクセスできないように防ぐ努力は、みすぼらしく、ある程度は自滅的である。真実が隠されているように見えるほど、より疑わしい」と主張した。

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