韓国国防部は「73家族、378人のアフガニスタン人援助者がこの日午後4時28分、仁川空港に無事到着した」とし、いわゆる「ミラクル(奇跡)作戦」を成功的に遂行したと明らかにした。
特に、今回のミラクル作戦が成功できたのは、同盟国の米国の全面的な協力があったからこそ可能だったと国防部は強調した。
国防部はこの日に関連資料を出して、「これら援助者らの安全な国内移送のため、『ミラクル(奇跡)』と命名された軍事作戦を展開した」とし「このために国防部、空軍など66人で構成された特殊任務団を緊急編成した後、23日未明に多目的空中給油輸送機(KC-330)1機と軍輸送機(C-130J)2機を現地に投入し、偶発状況に備えた特殊兵力、戦闘統制要員(CCT:Combat Control Team)を含んでいた」と述べた。
国防部は今回の移送作戦の成功要因として、友好国の協力と投入された人材の献身的な活動を取り上げた。国防部は「国防部、空軍および外交部(日本の外務省に相当)など関係機関などの現地に投入された人材による献身的な活動と英国、カナダなど友好国のカブール空港警戒支援、パキスタン政府の韓国軍特殊任務団などのための空港使用関連協力提供、迅速な領空通過承認に協力してくれたインド、マレーシア、カンボジア、タイ、ベトナム、フィリピンなど、友好国家らの積極的な協力がなければ、 決して作戦を成功させることができなかっただろう」と強調した。
特に、同盟国米国の協力について取り上げた。国防部は「アフガニスタン人援助者を現地カブール空港に集結させるためには、カタールに撤収していた駐アフガニスタン大使館職員らが先発隊としてカブール空港に早期に投入されることが何よりも重要だったが、米軍側は進んで米軍用機で3人の大使館職員などをカブールに緊急移動するのに決定的な役割を果たしてくれた」と言及した。また、「韓国軍輸送機のカブール空港離着陸のための米中央軍の事前飛行承認(PPR)とカブール空港進入のために米軍側はタリバン側と直接交渉を経て、援助者らがバスを利用して空港内に入れるよう安全を確保してくれた」と説明した。
一方、国防部は今回のミラクル作戦後もアフガニスタン人援助者の安定的な国内定着のために必要に応じて輸送資源を提供し、軍の医療人材支援などの協力を続けていくと明らかにした。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 99