韓国弁護士「慰安婦問題の譲歩発言」…歪曲報道に「勝訴」(画像提供:wowkorea)
韓国弁護士「慰安婦問題の譲歩発言」…歪曲報道に「勝訴」(画像提供:wowkorea)
性暴力の被害者を弁護してきた韓国のキム・ジェリョン弁護士が日本軍慰安婦問題と関連した自分の過去の「譲歩発言」の趣旨を歪曲報道したマスコミから賠償を受けることになった。

29日韓国法曹界によると、ソウル中央地裁民事201単独は、キム弁護士がある報道機関と所属記者を相手に提起した損害賠償請求訴訟で「共同で500万ウォンを支払え」と原告に一部勝訴の判決を下した。控訴は断念され、判決が確定した。

問題になった記事は、ある与党政治家のSNSの文を引用して、キム弁護士が日本軍慰安婦問題と関連し「被害者のおばあちゃんたちの譲歩」に言及したと伝えた。このSNSの文は過去のキム弁護士のインタビュー内容を問題視したものだった。記事はこの他にも、匿名のインターネットユーザーを引用し「朴槿恵政府で慰安婦の合意に先頭に立った人物」と述べたりもした。

キム弁護士はこれと関連し、2016年8月のインタビューで、「日本軍慰安婦問題の解決をするに当たり、政府やNGO団体、与野党、政治家や歴史学者の見解が異なってはならない」とし「おばあちゃんが生きている間に心に癒しを得て人生を終えることができるよう、私たちみんながやるべきことは多い。私たちが互いに少しずつ譲歩して、平和な未来のために今私たちができることを積極的に進めていってほしい」と話した。

彼女は法廷で「該当政治家の主張のように『ずいぶん前の話だから被害女性たちも譲歩しなければならない』と主張したことはない」とした。また、「慰安婦の合意に先頭に立った人物」という発言に対しても「女性家族部の権益増進局長を退任後5か月以上経った時点で慰安婦合意が締結された」とし「事実と全く違う」と主張した。

裁判所も、キム弁護士の主張を受け入れた。裁判所は「譲歩発言は文脈を考慮すると、慰安婦問題の解決において立場の違いがある政府と与野党などを含む私たちはお互い譲歩して問題を解決しなければならないという趣旨」とし「本来の趣旨を簡単に確認できるのに虚偽事実を記載した」と判断した。

また、「慰安婦合意先頭に立った人物」という表現についても「報道機関として、出処を知ることができない匿名のインターネットユーザーの主張が十分な根拠がなく事実ではない可能性がある点を十分に知っていたはずだ」とし「単にネチズンの主張をそのまま載せたからといって、報道機関には責任がないと見ることはできない」と指摘した。
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